ほしなみ☆ろぐ

茨城県取手市のピアノの先生です。このブログは2018年5月に移転しました

コンサート・シンポジウム「おもてなしの美~2020に向け~」

   

おもてなしの美~2020に向け~

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の文化・教育委員である4名が登壇するシンポジウム。日本の「美」についてのお話だけでなく、斬新なショーも楽しめるプログラムでした。

 

オープニングは、松下功作曲《ふぁんふぁーれ》で、尺八の奏者が客席通路を演奏しながら舞台へ。

いきなり後ろから尺八が聴こえてきたので、客席に戸惑いが。後ろ見ていいの?前見ていた方がいいの?みたいな微妙な空気にちょっと笑いそうになってしまいました(;^_^)

舞台上には、ここに何か生けるのかな?といったかんじに、開始前から既に竹のモニュメント的なものが置かれていました。

おもてなしの美

 

《ふぁんふぁーれ》のあと4名と司会の夏野氏が登壇し、短いトークをはさんで池坊専好氏のパフォーマンスへ。

竹しかない状態も、素人目にはスッキリしていて完成形みたいに見えていたのですが、次々に松と桜がそこへ彩られていくと圧巻でした。これは、京都からトラックで運んできたそうです。

 

花はどの国でも飾りますが、西洋では盛りの花をにぎやかに飾ることが多かったり、また空間の使い方も左右対称など安定したバランスになるのだそう。

<奇数・非対称>足りないところ、余ったところ、そこから生まれる美 というのが日本的な美であるというお話も、大変共感できました。

先日ブログで書いた記事でも、日本の現代音楽作曲家、細川俊夫氏の作品「線Ⅰ」の<余白の音>というのがありました)

スライドで紹介された、枯れゆく植物を生けた作品も、美しく心に残りました。

 

そして、桂文枝師匠の創作落語!

初めて聴きましたけど感動しました!いやすごい。言葉ってすごい。語りの調子、間、発声、こんなにも語るということが素晴らしいと感じたのは、初めてでした。

ただ普通にお話されているときも、観客へ語り掛けてくるものがとても大きいというか‥何といえばいいのかわからないですが、さすがだなぁ…と唸りました。演奏でもときどきそういうものに出会うんですけど、それはただ上手いだけじゃなくて、コミュニケーションが開かれているというんですかね。

それにとにかく爆笑。楽しかった~(^O^)

 

コシノジュンコ氏は、各界どうしや日本と海外の架け橋に、ご自身がなられていることが、伝わってきました。もちろん各氏それぞれに世界でご活躍なんですけど、誰にもまして、捉え方が多角的だし垣根を感じさせないお話ぶりでした。

2017ミス・インターナショナル日本代表の筒井菜月さんが、コシノジュンコ作品をまとい(洋服は洋、着物のようなデザインは和)、音楽も笛、尺八と弦楽器のアンサンブル。それは見事な調和を見せ、

「音楽」「舞」「生け花」「ファッション」(そして「スポーツ」)すべてが生かし合い新しい「日本の美」が生まれるところを目撃できたような、コンサートでした。

 

松下功作曲《海へ、そして夢に》に乗せた日本舞踊の舞。次女が大変感動していました。

↓こちらの動画には「舞」はありませんが、音楽も時を超えるような幽玄の美しさ。ぜひ聴いてみてください。

 

● おまけ ●

ランチとディナーの間の中途半端な時間で、さてどこで休憩しようかな‥と思ったら目の前に星乃珈琲があったから吸い込まれました(*’ω’*)

星乃珈琲

結構な寒さでしたが、桜が咲いていたので上野公園を通り抜け。

上野公園

 

● 参考 ●

東京藝術大学COI拠点(http://innovation.geidai.ac.jp/)は、東京藝大を中核機関とした産学連携による研究開発を行う組織です。

  • 高精度な文化財の複製や移動美術館等の共感覚コンテンツを創造し、次世代の世界的な教育インフラに貢献
  • ロボットを用いたコミュニケーションサービスを実現し、福祉、医療、観光分野に貢献
  • 障がいと表現の国際フォーラムを実現し、2020東京オリンピック・パラリンピックでの文化プログラムに貢献

アーツ・イノベーション・プロジェクト(http://arts-innovation.or.jp/)

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