教室のおたより「ほしなみ☆だより」の中の『今月の1曲』というコーナーの連動記事です。生徒さんたちが使っているテキストから選んだ曲をご紹介していきます |
2017年6月はチェルニー が作った『リトルピアニスト』練習曲の、49番です。
この曲は3拍子ということと、1小節の中でも上下に音を使っていくので、変化がありハツラツとしていますね。
①三連符~ドまで、ひといきで弾きます。同じ場所に手を固定せず、4つの音の上をなめらかに、重心が均等な速さで移動するイメージで。
はじめのスラーはここまでで切れていますが、さらに2小節目の最後のファまでは、ひとつのフレーズなので、途中でテンションが下がらない様にしましょう。
②長いスラー。シファミレドシ│ドミレドシラ シとドのところで、別々に聴こえないように気を付けましょう(シが弱くなったり、ドが強くなったりしない)
この曲のように、上へ行ったり下へ行ったり、指替え・指くぐり・和音などいろいろな要素があると、音量をコントロールすることが難しいです。
まずはパターンが一定の左手で、ピアノやフォルテを保って、右手も必要以上に揺れないで弾けるように気を付けてみてください。
▢2・5の指使いは大事。1・4の指とセットでマスターしましょう。
★ドの音は、前のフレーズの終わりの音でもあり、次のフレーズの始まりの音でもあります。曲の最後はていねいにゆっくり弾くことが多いですね。それを思い出して、ていねいに、ドをきちんと聴いてから次の音へ進みましょう。