演奏動画『ピアノdeプレリュード』キャサリン・ロリン~初級から弾ける切なく美しい14曲
ピアノdeプレリュード ビギナーから楽しめる14の小品 キャサリン・ロリン
大人の生徒のレッスンでよく使っているキャサリン・ロリンの曲集のご紹介です♪
「ピアノdeプレリュード」どんな曲集?
・こんな方にお薦め ・作曲者について ・「プレリュード」とは?
初級~中級の方にお薦め!レパートリー作りにぴったりです
ピアノをはじめて、おおよそのルール(指使い・音符の決まり・鍵盤の位置)がだいたいわかったら、
さっそく綺麗な曲も弾きたいですよね。
ジブリ・ディズニー・ポップスなどの、簡単なアレンジのものもあるけれど‥
音がとても少なかったり、♯♭の少ない調になっていて、物足りないと感じることもあると思います。
そんな方は、ぜひこの曲集を弾いてみてください。
作曲者について
アメリカの音楽教師・作曲家・ピアニストである、キャサリン・ロリン。
《PRELUDES FOR PIANO》BOOK1とBOOK2の14曲を、一冊にまとめたのがこの曲集です。
「プレリュード」とは?
プレリュードは日本語では「前奏曲」
もともとは、大きな曲の前に即興で演奏されていたけれど、それが楽譜に書かれるようになり、独奏曲になりました。
即興的な主題を、次々に変奏していくような自由な形式で、
難解複雑なところがあまりないので、聴いていて「こういう曲なんだな~」とわかりやすいものが多いです。
有名なショパンの「雨だれ」は、24の前奏曲の中の一曲。
「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」なんていうサティの不思議な曲もあります。
特におすすめの6曲
ピアノdeプレリュードは、シャープやフラットがたくさんついている曲もあります。
音符サイズも小さいので、ちょっと難しそうに見えるかもしれません。
でも大丈夫。
手がどんなふうに動いていくようになっているか、前後とつなげて考えていくと、弾きやすいですよ(^O^)
【演奏動画】一番弾きやすい「BOOK1 No.1 プレリュードイ短調」
楽譜の、最初のほう。
右手は同じ音の繰り返しです。
まずは、右手が迷わず弾けるように 練習しましょう。
左手のリズムが途中からアレ?となってしまう場合は、左手を弾きながら右の音を歌ってみるといいかもしれません。
【演奏動画】BOOK1 No.2 プレリュードハ長調
1番に続き2番も弾きやすい♪
左手の和音を練習するときのコツは、前後の音との関係をよ~く見る(`・ω・´)!
弾いている和音と次の和音に同じ音が入っていたら、その指の位置は動かさないように導線を描くといいです。
左手を何回弾いたかわからなくなってしまう場合は、3つずつ区切って考えてくださいね。
BOOK1 No.4 プレリュード変ロ長調
♭がいっぱいついてます!ちょっと怯んでしまうかもしれないけれど‥
ドとファ(鍵盤をみたときに左に黒鍵がない部分ですね)だけ、白い鍵盤を弾くので、半端に♭3つとかよりは弾きやすいんです。
音符を読む自信がない方は、レッスンで見てもらえれば、初心者さんでも弾けるはず。
BOOK1 No.6 プレリュードロ短調
こちらは、バイエル後半が弾ければ大丈夫。ブルクミュラーの簡単なものが弾ける方にちょうど良いです。
難しいのはペダル。「スタッカートのところでペダルを上げる」と思ってればOK。
流れるように弾くためには、16分音符4つのところで区切って練習です。
《 レファ♯レド♯│シレシラ│ソシソファ♯│ミ 》ではなく、
《 レ│ファ♯レド♯シ│レシラソ│シソファ♯ミ 》で弾くと、流れが整うのがわかると思います。
BOOK2 No.2 プレリュード変ロ長調
ちょっとテンポが速い曲です。音階が弾ける方に。
1フレーズが長いので、ある程度のまとまりで歌えるようにしてから弾くと良いです。
指くぐりのパターンは同じなので、初級の方はゆっくりなら弾けます。ゆっくりでも綺麗ですよ♪
【演奏動画】BOOK2 No.7 プレリュードイ長調
本の一番最後の曲です。
初級の曲がだいたい弾けていれば(ブルクミュラー後半~修了)チャレンジできると思います。
指使いを守らないとうまく弾けないので、イライラせずていねいに読みましょう(;^_^A
(イライラしながらでもていねいに読んでください 笑)
ピアノdeプレリュード ビギナーから楽しめる14の小品 キャサリン・ロリンのご紹介でした☆
★☆ ちょっと弾いてみて!のシーンにもぴったりですね。大人のピアノ応援しています ☆★