言葉の力 音楽の力
素敵なことばを使ってみたり
夢を語ったりすると
人から「きれいごと」と思われるのではないかと感じたり‥
あるいは自分自身で「きれいごとだよね」とむなしく思ったり‥
ということがあるかもしれません。
私はホームページやこのブログで いつも「生徒が大好き!」「先生が大好き!」「ピアノって楽しい!」なんてことばかり書いています。
それは本当に思っているから書いているし
書いていることというのは本当になるからです。
文章を書いていて、特にこういうネットなどで
言い切るのって勇気が要ります。
ひとつの考えの裏には 反対意見はあるものです‥
でもその、きれいごとの反対のことばよりも
きれいごとのことばを信じられる自分でありたいから
音楽って、そんなものではないでしょうか?
・平和で・美しく・癒され・勇気づけられ・哀しみも昇華する
(宗教的・商業的・政治的思惑がくっついてきちゃうことは多々あれど、それも音楽が純粋に人の心に響く故ですよね)
きれいごとを言いたくない 言えない
という人でも、音楽を通したら理想を心に描けるような気がします(*´ω`)
以前の、もう消してしまったブログにも書いたことがあるのですが、ショパンの恋人だったサンドの小説(の、はしがき)の一節
「人間が誤解しあい憎みあうことから世の不幸が生じているような時代においては、芸術家の使命は、柔和や信頼や友情を顕揚して、清浄な風習や、優しい感情や、昔ながらの心の正しさなどが、まだこの世のものであり、もしくはあり得るということを、或は心をすさませ或は力をおとしている人々に思い出させてやることである。」
ここにある「芸術家の使命」は大げさかもしれないけれど、
ピアノを習って 弾けるようになって ああよかったね ではなくて
・平和で・美しく・癒され・勇気づけられ・哀しみも昇華する
音楽のこういう力を、自分の心に持ち人に伝える根拠が持てることが
ピアノを習うということではないのかなと思います。
根拠が自分の中にあると、きれいごとも ただのきれいごとではなく
本当のことと信じられるようになる。
目には見えない、言葉や音楽の力は 人生を豊かにしてくれます。