何度も繰り返し伝える~紹介戦法♪
取手市のピアノ教室 いずみせんせいです(^O^)
私がレッスンで心がけていることに
『何度も繰り返し伝える』ということがあります。
当たり前といえば当たり前。
1回や2回や3回で、覚えるなんて、なかなかありませんものね。
英単語なんか、何十回も繰り返しても覚えられないことありますよね‥!
でも普通に何回も同じことを言う(覚えさせようとする)というのではなくて
「こういうものがあるよ」と紹介する戦法です(戦いじゃないけど)
ただの紹介なので、「覚えてね」とは言いません。
なにこれ!むずかしそう!って拒否反応がおこるとよけいに覚えませんので
「覚えなくてもいいよ」「そのうちまた説明するし~」と言っておきます。
まだ楽譜には出てこないことなどを、毎度そう言ってレッスンしていくと
「知ってる!」
「前やったよ!」
という日が来ます(^O^)別に覚えようとしなくても覚えます。
奏法でも同じで
「こう弾くやり方がある」と紹介してちょっと試してもらいます。
同じ奏法をまた試すときに「この前ちょっとやったやつだね」と言うと
「あ、知ってるやつか!」と割と受け入れやすいと思うのです。
もちろん、全て前もってやっておくというのはできないのですが
特に小さい子どもさんは、文字を読んで覚えるのが難しいので
弾き方や、発音を、何度も繰り返し聴いてもらうよう心がけています。
- 相手を説得する際、2~3回の繰り返しでは46%の説得率であったのに対して、10回の繰り返しでは、82%まで説得率が上がった
というデータがあるそうです。(メンタリストDaiGoさんのブログより、社会心理学者ウィルソン氏の実験データ)
ほかにも、
- 8回繰り返して覚えるのが一般的な人の平均
- 4点の項目をしっかりチェックできるか?という小テストを毎日繰り返して、できるまでの回数は500回
等のデータもあるようです。
この例は、説得率だったり記憶だったり、条件がぜんぜん違いますが、
数回ごときで覚えられないのは当たり前、とよくわかります。
「何回も言っているのに」
なんていうのは ナンセンスなのですね。