『気づき力』~良いピアノの先生の条件~
今日は ~良いピアノの先生の条件~ について。
ちょっぴり 大それたタイトルつけてしまいました。
ピアノ教室を探してみようと思ったら、いろいろな教室があって、どうやって選べばいいのかわからない。
いくつか体験に行ったとしても、やはり一長一短といいますか、どの教室も「ここがいいな」「でもここがちょっとな‥」という部分があると思います。
何に注目したらいいのでしょうか?
私は、良いピアノの先生は、『気づき力』があると思います。
なんでもかんでも目ざとく見つければいい、というわけではないですよ(それはちょっとコワイ💦)
生徒のちょっとした変化
その生徒だけの良さ
レッスン中の「!」という瞬間
練習不足だとか、間違いだとか、上手くいかない所というのはどうしても目立ちます。
でも成長を願うとき 見るべきところは
「あ、今 少しだけど、変化したね!」
「○○ちゃんのこういうところが、素敵だね」
なんていうところだと思います。
些細で見逃してしまいそうな、小さなことにも気づき 伝える力が
良い先生には、あるのではないでしょうか。
★ ☆ ★
先週、教室のイベント「ステップ・アップ コンサート」があったばかりなのですが、本番で完璧に弾ける人は少ないです。
ミスしたら、悔しかったり、落ち込んだり、悲しくなったり、‥もしかしたら、もうピアノなんて嫌になるかもしれません。
でも、先生方は(ほしなみの先生は、私含め今は3人です)
ミスをどれだけしても、その生徒の「キラリと光る部分」をみつけます。
無理にいいところを探したり、適当な事を言っているわけではないんです。
ここで証明はできませんが、このコンサートは講評をその場で書くので、迷っている時間は1秒たりともなく、演奏を聴いてすぐに「光る部分」に気づかないと、とても書けないのです。
そういえば体験レッスンでも、いつも私も同行するのですが やはりその子の良いところ・できたところを必ず見つけ、すぐに伝えています。
それはその時ピアノが上手に弾けたから‥というわけではなく、どんな子でも同じ。
些細なことに気づき、伝えられる『気づき力』
ピアノの先生が持っている力は、ピアノを習って身につく力ともいえます。
自分のことに気づく お友達や家族のことに気づく
そんな力を育むことができたら
きっと人生のつらいときにも、強くしなやかに生きていけますね。