進度や年齢に合わせた指導内容の一部をご紹介いたします。
プレ・ピアノ(幼児)
小学校に入るまでの期間は個人差が大きいため、成長を見ながらレッスンの内容を徐々に「ピアノを弾く」ことへ近づけていきます。
ピアノの椅子にスムーズに座り、先生のお話や動作の通りに真似っこできることが、鍵盤に入る目安です。
入会後すぐに楽譜を弾きはじめることもありますが、おおよそ1年程度はドリル・ワークとリズムあそびをメインにすることもあります。
焦らず大切にピアノの芽を育てていきます。
導入~初級のレッスン
誰でもはじめは初心者。ひとつひとつ、丁寧に楽しくレッスンします。
ピアノの習い始めは、こんなことをします
- ピアノを弾くために必要な、指番号のこと
- 楽譜を読むために必要な、音符や記号のルール
- 鍵盤の並び方
- 手の形や動かすコツ
基礎の基礎から順番に説明しながら、一緒にピアノを弾いていきます。
ひとりで楽譜があまり読めない段階であっても、レッスン時にしっかり自宅練習のやり方を説明しますので、着実にステップアップできます。
子どもから大人まで、教則本にも様々なものがあります。ひとりひとりに合わせて、またおうちの方や本人のご希望も考慮しながら決定しています。
はじめから美しく弾くことをめざします
最初は楽譜を見て指を動かすだけ、という状態になってしまいがちです。
そんな初心者の生徒さんにも、意識して音を聴き分けることの大切さを伝えていきます。
たったひとつの音の出し方でも、いろいろなタッチがあり繊細な表現ができます。
ひとつの音をどう膨らませて弾くかを早い段階から考えることで、テクニックの練習も「つまらないからやりたくない」とならずに済みます。
初めてピアノを弾く方であっても、美しい音色を紡ぎ出すことを目標にしてもらいたいと思います。
中級からのレッスン
中級以上のレッスンでは、ひとつの曲の中にいくつもの技術が要求されることが増えてきます。
その中のどこが苦手でどんな練習方法が適切かを、レッスンで考え実践することにより、自分で課題を見つけて練習する力を養います。
基礎の再確認
少し難しい曲が弾けるようになっても、基礎はやはり大切です。
初級のころには弾くだけで精一杯だった、音階や分散和音(スケール・アルペジョ)なども、より無駄のない動きで弾けるよう指導します。
基礎をおろそかにしないことが、上級へのスムーズな架け橋となります。
曲に向かう姿勢の変化
初級のころから目指していることではありますが、中でも特に弾ける曲の幅が広がってくる中級のころからは、「曲の難易度」を問題とすることなく、どんな曲も(簡単そうに見える曲も)「高度な表現」を目指します。
クラシック曲の奥深さを経験し、表現することの喜びを感じてもらいたいと思います。