人前で演奏したくない(できない)ピアノの先生へ【反響多数】

※この記事は2015年に書いた記事を2020年にリライトしたものです。
初掲当時から大変多くの方よりコメント・メッセージをいただいた記事なので、こちらにそのまま転載いたします。

なぜ「弾けない」と思ってしまうのでしょう‥😢

ピアノの先生は、ピアノが上手です!

ですよね。

当たり前ですよね。

でも多くの先生が、自分が上手とは思っていない思えていないのではないでしょうか。

失敗したらどうしよう‥と、発表会の講師演奏も弾けなかったり。

どんなに緊張しても「弾きたい」「弾こう」となるなら問題ないですが

「弾きたくない」 「弾かない」 となったら

ピアノの先生として、しんどい場面が多くなってしまいます。

自分は上手ではないと感じるのは、○○な人

ピアノの先生なら、よ~くご存じのはずですが‥

弾けば弾くほど、奥深さを知り、自分に向き合うことになりますよね。

上手だからこそ、自分の納得できる演奏ができない。

自分はまだまだ弾けていない、もっと弾けるようになりたい、そう思うからこそここまで上達できたはず。

そういう域ではなくて、本当に弾けなくて‥ と思われる方は、幼いころの自分を思い出してください。

全然弾けていなくても、それすらよくわからなかった頃がありませんか?

まだ、自分の演奏を批判できるだけの材料も もっていなかったのですね。

ひとつの価値観にとらわれないで

私を含めピアノの先生は、なかなか練習に専念できないことも多いでしょう。

思う存分練習できるわけでもなく、ピアニストみたいに「上手」でもない。

ですが、「上手じゃないから」弾けない弾きたくない…

大好きで熱中したピアノなのに、いつからそうなったのでしょうか?

専門的に勉強してきた間には、競争もあるし、時には実技の成績がすべてだったり、、

コンクールや試験など、点数が付き順位が付く世界は厳しくて

子供時代から、多感な時期をそうして過ごしてくると、それが当然になりがちです。

でも よく考えれば、そんな価値観はごく一部の話でしかありません。

音楽の偉大さは、そういう価値観の外にあります。

ピアノ教室は、どんな場所?

私は、生徒がたった1フレーズが弾けるようになることが、とても嬉しいです。

昨日、生徒のMちゃんのレッスンで地味な部分練習をやりました。

何度も動きを確認して、「よし弾いてみようか」

弾けた!

2人で「できた!やった~!」と叫びました❣️

そうやって昨日一生懸命仕上げた曲ですが、コンクールで入賞するような仕上がりではありません。

でも

私とMちゃんにとっては、感動する演奏でした。

頑張って仕上げた曲、

ご家族にも、お友だちにも、聴いてほしい

きっと皆 盛大な拍手を送ってくれるんじゃないかな♡

発表会も同じですね。

ステージに立つだけで立派なことです。

一生懸命ピアノを披露する姿に感動します。

もし失敗したとしても、だれがひどい事を思ったりするでしょうか。

成長の場・発表の場で、音楽の素晴らしさを共有する

それが、教室の役割でもあると思います。

ピアノ教室は、そういう温かい場所ですから

先生の演奏を「へたくそ」なんて、誰も思わない。

だって、当然、先生も失敗することはありますよね。

そんな当たり前のことで、生徒たちは先生を悪く思ったりはしない

そう、私は信じています☺️

自分と生徒のために自分の努力と演奏を認める

ピアノ弾けるって、すごいことですよね。

ちょっと練習したくらいでは弾けないことを、先生はよく知っていますので

ある程度弾ける人に対して、間違いなく努力してきたのだな と認められるはずです。

できないことをいくつも乗り越え、先生に毎週怒られても踏ん張って(昔は怖い先生だらけでしたね)、継続してきたのです。

そうして頑張ってきたのに、

<上手に弾けるか自信がない><どう思われるか気になって弾けない>

もしそんな生徒がいたら、なんて声をかけますか?

それを、自分に言ってあげましょう

先生自身がきちんと自分を認められなければ、説得力がありません。

生徒をきちんと認めるためにも、まず自分から(^ ^)

マジメすぎ注意!

こんなお悩みを実際に伺ったことがあります。

  • 本番はそのとき一回きりで、取り戻せない という恐怖
  • 解釈を間違っていたら?この弾き方で良いのか? という不安

このために、堂々と弾けないということでした。

本番の緊張感・音を出す覚悟はあって当然で、解釈や弾き方に迷うこともありますね

ただ…場合によっては

そのマジメさ、ちょっと置いておいても良いかもしれませんね?

ちょっとミスったくらいで、誰にも害を与えませんし。

もしなにか間違っていたら、訂正してもいいと思います。

真摯なのは素晴らしいけれど、そのために小さくなってしまうよりも

ときには大胆に表現するほうが、楽しいですね。

なにより、その曲の良さやピアノを愛する気持ちを伝えよう!という姿勢が

生徒にも伝わる素敵な演奏になるのではないでしょうか。

私は先生の演奏が聴きたいです

もしこれを読んでくださっているあなたが、自分は上手じゃないと思っているとして

それでもピアノを弾いているのはなぜですか?

好きだから

癒しだから

唯一できることだから

それこそが、何より大切で、生徒にも伝えたいことなのではないかと思います。

自分が弾く理由・想い 

それには大きな価値があり、人を感動させるストーリーがあります。

そんな想いを乗せた演奏を、私は聴きたいなと思います!

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