「オンラインレッスン」3つのデメリット
私の教室では、4月9日から全てのレッスンをオンラインに切り替えています。
現在ちょうど1週間がたちましたので、実際に実施してみて感じたことをまとめます。
まず今回はデメリットを挙げますが、私自身はオンラインを前向きに考えています。
オンラインレッスンのデメリット
デメリット3点。
上から、私がより問題を感じる順になっています。
① 3~4歳の生徒は、親御さんが付いてくださることが必要
当然ですが小さい子は一人で画面の向こうの先生とやり取りし続けるということはできません。
画面からフレームアウトしてどこかに行ってしまいそうです💦
親御さんがどこまで対応できるか?にかかっています。
下に赤ちゃんがいたりすると難しく、親御さんが見られないお家などは、私の生徒もオンライン期間中はお休みすることになってしまいました。
レッスンの内容としては、準備次第ではやり易いです。
先生のお話やお手本は、普段以上に要点を少しだけにして、
基本的には、生徒が弾いている時間以外は 音符カードとか、いくつかプログラムの準備が必要です。
(→私自身も今まさに、次回に向け準備しています)
② 音質が悪いため、繊細な表現を聴き取れない
音はかなり聴こえづらいので、上手な生徒ほど、オンラインレッスン中に音に関してのやり取りができません。
かなり弾ける生徒の場合、事前に演奏を撮って送ってもらう事が必須だと思います。
初級の曲ならば音数が少ないですから、よく聴こえなくても結構わかります。
普段の生徒の弾き方を知っているから、弾き方を見るだけでもどんな音を出しているかわかるということもあるかもしれませんが、
よく知らない場合でもだいたいはわかるだろうな~と感じています。
③ タイムラグがあるため、一緒に弾くことができない
タイムラグは結構あり、接続中常に感じます。
普段のレッスンでは、
- 生徒の横で一緒に弾いたり
- 生徒の演奏に合わせて歌ったり
- 良いタイミングで声をかけて誘導したり
ということを、かなりやっていると思いますが、
それが全部、難しい💦 もちろん連弾もできませんし伴奏もつけられません。
このデメリットは、一見、一番のデメリットに感じられるでしょう。これが出来ないからオンラインは無理だ‥と感じる先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしこれは、『オンラインレッスンのメリット』の記事で詳しく書きますが、生徒の主体性を伸ばすというメリットに繋がると私は思っています。
メリットへ、そしてコロナ後へどうつなげるか
デメリットは、まぁそうだろうな~ ということばかりで、想像以上にこれがダメだった!ということは今のところはありません(*‘ω‘ *)
ですから、とりあえずで導入しても何とかなっています。
ただ、今の段階では
私たち講師側も、生徒さんや親御さんたちも、「一時的なものだから」 とりあえず凌げればいいかな‥
という気持ちがあってガマン出来ている。
しかしそれでは、やはり「レッスンの質が落ちている」という認識であり、長引くほどに消耗してしまうでしょう。
デメリットも、コロナが落ち着けば自然と解消される‥もちろんそうなのでしょうけど、それをただ待っているのはもったいないですね。
それに、この先たとえ生活が以前のように戻った(ように思えた)としても、一度変わったものは本当に元通りに戻るのでしょうか?
私は、今変わらなければいけないのだと思っています。
今のオンラインレッスンではまだデメリットに目が行きがちだけれど、「以前のほうがよかった」ではなく「以前より良くなったところがこんなにある」へ。
「以前のレッスンに戻れたら」ではなく「今が良い」へ。
そのために今何をどのように出来るのか、毎日考えています。