【レッスンノート】私がレッスンノートを使う5つの目的
前の記事『どんなノートにする?種類や内容について』では、どんなことをノートに書くのか?どんな種類のノートがあるのか?について書きました。
今回は、目的について考えてみます。
目的がはっきりすれば、自然と「こんな内容、構成にしよう」と決まりそうですね。

主体的にレッスンを受けてもらいたい!
「今日のレッスンでは、どの曲をひくのか」
そんなことは、生徒自身は当然わかっているだろうと思いますよね?ところが、
意外とわかっていないことがあるんですよ~💦
ええ~?!と、思いますよね💦
(私も最初はびっくりしました‥)
今日は何を教えてもらうのか?
わからないところはどこか?
言われたところをただ弾くだけではなく、ちゃんと目的を持ってレッスンを受けたほうがいいに決まっています😅
レッスンノートに、生徒が「今日弾く曲」を書くようにしてから、まぁまぁ解決しました!
レッスンの復習がしやすいように
練習の時に、「先生はなんて言ってたかな?」「どう弾くんだったっけ?」ちゃんと思い出してもらうために。
楽譜にも書きますが、ノートにもまた異なった書き方をしたりしています。
保護者へレッスン内容を伝えるため
ピアノは上達に時間がかかります。
「うちの子ちゃんと進んでいるのかしら…?」って、親御さんが思うこともあると思います。
これも、ノートを見ていただければ、一歩一歩前進していることを確認できると思います。
それに、幼児の場合は、それこそ親御さんに宿題などをしっかり伝える必要がありますものね。
ピアノを頑張った記録にしてほしい!
自分が弾けなかった頃の事って、弾けるようになるとけっこう忘れてしまいませんか?
でも、そうじゃないんですね。コツコツと積み重ねて来た努力のたまもの、その道筋を記録しておいてあげたい。
書いたものはずっと残るので、なるべく後から見たときにも「私ってけっこう頑張ってたな」と嬉しくなるように、すごい!よくひけています!というようなことを多く書いています。
(レッスン中に急いで書くから、アドバイスのほうを具体的に書いていると、褒め言葉のほうまで具体的に書く時間がないのだけど💦)
他の先生へ引き継ぐときのため
私のもとを離れて他の先生に師事するときにも、ノートがあると絶対に役立ちます!
私の教室にももちろん、他の教室から来る生徒がいるのだけれど、
どこまで習ったかな?と確認すると、本人も親御さんも、何の本を習ったのかすら、わからないことが割とあるんです。
また、今までやってきた本だけわかっても、 細かい事までわかりませんので、把握するのに時間がかかります。
どうしてこの本のここを飛ばしたのかとか、やり残しているテクニックは何かとか、いろいろ‥たぶんこうかな~?程度にはわかりますが‥
もちろん全部書けるわけではないけれど、レッスンノートをしっかり書いていれば、新しい先生にとっても、生徒にとっても、大きな助けになります。
番外編:私の学生時代のレッスンノート
私自身は中学~高校まで、レッスンノートを書いていました。

学校の決まりで「書かされてた」だけだったのですが💦
それでも、数年に1度引っ張り出して見てみると、このときこれを弾いてたんだな~と、感慨深いものです。
きっと思い出になるから、大切にとっておいてほしいですね(^O^)