【レッスンノート】3つの活用例~生徒主導がカギ!

教室を始めて間もないころは、レッスンノートは、
- 先生が使い方を決めて
- 使い方を教えて
- 生徒は皆決められたように使う
のように思っていました。
ところが、そうではなかったんです。
最初はどうやっていいのかわからないから、大まかに私が〇と〇を書こう!と主導するため、だいたい同じような使い方なのですが、
使っていくうちに生徒それぞれが、自分なりにカスタマイズしていきます。
(カスタマイズまでは行かなくても、ただ普通に書いているだけでも個性豊かです♪)
そんな、生徒たち自らが活用している例を3つ、ご紹介します。
表現・解釈を深めるために活用
ノートには弾き方のポイント(アドバイス)を書きますが、音楽表現を文字にするのって、とても難しいですよね。
あいまいだったり、抽象的になってしまうこともあり、私だけがわかる書き方になってしまう危険がおおいにあります。
そんなときは、生徒に「どうやって書こう?」と相談します。
「こういう感じで弾くところは、こう書いたらいいかも」「何小節目のこの音がこうだよね」なんて 2人で 話し合いながら書きます。
そして生徒も考えながら、自然と、自分で楽譜に書き込んでいます。
- 私の伝えたいことがきちんと伝わっているかわかり
- 生徒が自分なりに解釈することも自然とできる
一緒に考えるのは楽しいですし、充実したレッスンになっています。
レッスン歴、達成感を積み重ねる
5年生Yちゃんは、レッスンの回数をノートの一番上に大きく書いています。
- レッスンをはじめて今日どのくらいたった?
- 何回レッスンして、その間に何曲合格してるかな?
毎回楽しみに数えています。
1か月また1か月と、生徒との歴史が積み重なっていくのがわかり、私も嬉しいです。
コミュニケーションに活用
3年生Mちゃんのお母さまは、おうちでの様子や練習状況を書いてくださっています。
親御さんとは毎週お話できるし、生徒ともたくさん話すのですけど、「ノートに書いていなければきっと話さなかっただろう」ということが、これまでたくさんありました。
多少のことだったら、とりあえず今問題なく過ごせれば「まぁいいか」になってしまうこと、ありますよね💦
メール、対面、ノートと多角的なコミュニケーションで相互理解も深まっているように思います。
親御さんばかりでなく、もちろん生徒とのコミュニケーションも深まります。
好きなもののイラストを書いてあったら、お互いの好きなものの話になったり。
ノートの書き方で、学校でこんなふうに勉強しているのかな~とか、意外と几帳面なところがあるな~ なんていうことも知ることができます。
「決まりだからやる」という子もいます
もちろん、決まりだから書いているという感じの生徒もいます。
でも、それがその生徒の今の考えなんだな、と認めて、無理に納得させようとは思いません。
(私も学生のころ、めんどくさいけど決まりだから書いていました!)
ただ、目的や想いがそのうち伝わればいいなと‥ときどき、ノート役立ててほしいな~~と言ってみたりしています(^O^)